さて、本帰国となったら真っ先に取り組む事案は、「部屋探し」。
帰国後はしばらく親元に住む予定の人でなければ、間違いなく部屋探しは優先事項になっています。
なぜなら帰国後14日以内に住居をかまえる市町村の役所へ、転入届けを提出する決まりが日本にはあるからです。
この転入届は住む家が決まらないことには提出できませんので、部屋探しが優先事項となる理由です。
今回は僕の体験談として実際にどういった行動をし、賃貸物件を契約したかを、同じ状況の人にとって少しでも役に立てばと思い綴ってみました。
Table of Contents
時間節約のために海外からネットで部屋探し開始
結論から言ってしまうと、帰国後よりは帰国前から物件を探しておくのが得策です。
14日といえばたったの2週間です。案外あっという間に過ぎ去ってしまう期間。そして残り日数が少なくなってくると精神的にもキツくなります。
そんな状況になるのは避けたかった僕は、まずネットでどんな賃貸物件が現在あるのか、相場はどれくらいか、を確認しました。
これを帰国前にしておかないと想定外の事態が起きた時に無駄に時間を費やしてしまう恐れがあります。
本当にちょっと昔であれば、こんな便利なことはできませんでしたよね。
僕は帰国前3ヶ月位から気になる物件をブックマークしておきました。
今回、僕の家庭事情としてかなり下調べに時間をかけた理由が以下になります。本帰国した時点では無職だったから、
- 本帰国した時点では無職
- 住む予定の地域に一度も住んだ経験がない
- 子どもたちは日本に住んだことがないので馴染むのか分からない
- 猫を飼っている
ただでさえ怪しい家族(笑)なのに、問題を抱え過ぎですよね。とくに上記1,と4,は僕が大家なら相手にしたくない部類。もし物件申込みをして断られても理解できます。
じつは本当はもっと家族からの要求がありました。
たとえば、
「マンションでなく、一戸建てがいい」
「狭い家は嫌だ」
「駅から近いほうがいい」
など。
ワガママ言い放題。うちの家族は置かれている立場を理解していない人たちばかり。
こうなると候補になる賃貸物件はあっという間に絞り込めます。いや、正確には絞り込めるというよりは、ほぼ無くなります。。
そして本帰国の1週間前に不動産会社へメールで連絡を取りました。帰国をした次の日から内見するために。
即決がしたかったので2,3日で全部の物件を見れるスケジュールを組みました。
メールで確認した時に不動産会社からよく言われたことは、「内見前のタイミングで他のお客様と契約してしまう可能性もありますよ」というもの。
僕がブックマークしていた物件は2,3ヶ月誰も手を付けなかったものばかり。内心「それはありえない!」と思っていました。
ですが、実際に帰国した日にいくつか契約が済まされたというまさかのメールを頂きました。
もしかすると「おとり物件」だったのかも知れません。今となっては確認しようがありませんが、まあ、縁がなかったのも縁ととらえています。
本帰国前に賃貸契約のために準備しておくこと
日本の賃貸契約に必要だとされるものがいくつかあります。
- 住民票
- 印鑑証明書
- 源泉徴収票
海外に移住する時に転出届を出した人は、住民票はありません。
そこで、いま住まわれている国にある日本大使館・領事館で「在留証明書」「署名証明」を発行してもらうと住民票の代わりになります。
実際には僕は住民票や在留証明書、署名証明など用意しないで賃貸契約をしました。賃貸契約をした後に、転入届を提出し、そのあとで手に入れる住民票を提出すれば問題なかったです。
これは一概にすべての人に当てはまるとはいえず、物件の大家もしくは不動産会社によるところかもしれません。
持っていないので源泉徴収票も提出しませんでした。その代わりに賃貸契約のための保証会社が行う審査に通らないといけないと言われました。
不動産会社の社員に詳細を聞くと、5,6年前から日本では賃貸契約に保証会社を利用する大家さんが増えたということ。
保証人も付けませんでしたが、無事に審査も通ったようです。(保証会社の審査に通ったという連絡もなかったけど、実際に契約を結べたので)
僕が用意したのは結局、パスポート、印鑑、家族の写真だけでした。
この時点で携帯の番号なし、銀行口座なし、就職先もなし。いま考えれば凄い怪しいですが、本帰国するときはこんなものです。
ペット可の賃貸物件について
ここからは該当する人が少なくなる思いますが、ペットも本帰国する場合について気づいたことをシェアします。
うちも猫がいるのでペット可の賃貸物件を探していました。不動産会社に連絡して初めて知ったのですが、ペット可の賃貸物件のほとんどが「小型犬=ペット」の場合になります。
猫を飼っても良い物件がかなり稀と考えておいたほうが無難です。しかも大家によっては、猫1匹につき何のための費用なのか知れませんが、お金を徴収するところも。
そのお金は引っ越しのときの修繕費用かと思っていたのですがそうではなく、さらに引越し時には修繕費用を負担しなくてはなりません。
いや、猫のオーナーが日本に住むの大変ですよ。
まとめ
ここまで本帰国から賃貸契約するまでの流れをお話してきました。
正直、少し時間経過しているので忘れていることがあるかも知れません。
何か疑問や知りたいことがあれば、お気軽にお尋ねください。
あくまでも経験者として答えられる質問にはお答えします。
質問はこちらまで→お問い合わせ